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東日本大震災復興祈願法会の当日  

2012年 03月 16日
準備を高野山真言宗神奈川青年教師会の皆で行って・・・・
いよいよ当日の3月10日。

午前9時より集合し、打ち合わせや準備。
・・・しかし、あいにくの雨。しかも物凄く寒い日になってしまいました。
なんでこんな時に・・・と、正直、思いましたけれど・・・・

けれども、その天気にもお構いなしに、全国から僧侶が続々と集まって。

北海道や、岡山からも。

実に各地から志を同じくする青年僧侶が集まってきました。

祈りを共に、と寒い中、やって来て下さる参拝の方々。

ああ、被災地に対しての想いが、形になって、行動になっているのだな・・・・
と、ひしひしと感じました。


寒い中、豚汁の御接待も。
寒い方が暖かい豚汁は美味しいものです。
ちょうど僕らが歌津の地で炊き出しをした時も、こんな寒さの日でした。
小雨が降り、津波に襲われて壁が抜けてしまった民家の一階部分をお借りして、炊き出しをしたのでした。
こんな寒い日に豚汁を召し上がって頂けたら・・・・食べる事は、生きる事・・・・というテーマが、解って頂けたのではないかと思うのです。

豚汁を召しあがった方々、にこやかになって、口々に、「美味しい!!!」と仰って下さいました。
こんなに嬉しい事はありません。

さて、13時になり、南相馬市よつば保育園、近藤能之副園長の講演が始まりました。


先生は原発事故後、3園合同の保育園、なかよし保育園の運営に携わった方でもあり、
ご自身の保育園での仕事の他、乳幼児の居る家庭を中心に、放射性物質の除染をボランティアを募り、行っていらっしゃいます。
南相馬市で子育てをする親御さんの苦労・・・生活・・・・様々な事をお話し下さいました。
そして、一番印象に残った言葉があります。


それは、
「今、(南相馬市に)残っている人達に、『どうして残っているんですか?』と、訊かないで欲しい」

という言葉です。
さらに、

それぞれの判断で、自ら考えて、残って、懸命に生活をしている人達、それを尊重して欲しい。
悩みながら生活し、前を向いて進んで行くために、皆、考えている。


・・・・と、仰いました。
私達が、深く、心に刻んでおかなければならない言葉だと思います。

被災地に生活する人からの、生の声を聴く機会、非常に有意義な時間でした。
先生の講演内容に関しては、題名だけしか、私達も伺っては居なかったのです。
ですから、ありのままの言葉、が聞けたと思っております。
今後も私達神奈川青年教師会は、支援を続けていく所存です。

講演が終わると、祈願法会です。
祈り共にする時間、空間。

護摩祈祷を行う、その木には、来場いただいた皆様の願いを託して頂いているのです。


高野山よりおいでの、
松長有慶管長猊下導師の元での法会です。

法会の前に、皆で集会(しゅえ)をして、法会奉行(取り仕切り役)より披露文(ふろうぶみ・プログラムと解説)が読み上げられます。

青年僧侶がこれだけ集まっての法会。

赤い衣が管長猊下。
そして、いざ、入堂の準備。

そして、堂内・・・・





皆の祈りが遍満しているのが、感じられますでしょうか。
清浄なる護摩の炎にも、皆の想いが顕れているのです。

# by 18ksk | 2012-03-16 20:14 | 被災地支援活動 | Trackback

東日本大震災復興祈願法会の準備。  

2012年 03月 12日
3月10日、東京は高輪にあります、高野山東京別院に於いて
松長有慶管長猊下を導師に迎え、復興祈願法会を執行いたしました。

初めて被災地へ向かってから、様々な支援活動を通して、様々な事を感じて来ました。
いつも、もどかしさを憶えながら、それでも一歩を大事にしていかないと、
被災地の復興を支える事も出来ない・・・・そんな想いで一年を過ごしてきました。

私達に今、出来る事は何か。

自問自答の一年の末、この法会を行う事を決めたのです。
神奈川青年教師会会長が、昨年4月に掲げたスローガンは、これです。



「今、青年僧がなすべきこと」

それは一体何だろうか・・・・・それ自体を探し、実行する事こそ「なすべきこと」なのかも知れません。

さて、
復興祈願法会は、私達の活動を通して、被災地の変遷を辿ってもらおうという主旨の元、パネル展示や、


(画像は準備中のもの)

更には、仮設住宅にお住まいの方々が作成された支援グッズ、福島、宮城、岩手の名産品を販売するブースを設けました。 

これは、「被災地へ行かなくても支援が出来る」という事を根底に置いたものです。
商品を買うことによって、経済が回る。
実はその事が一番、求められて居る事でもあるのです。

来場者の皆様と一体となって祈願を、という主旨の元、津波の塩害にさらされた、牡鹿半島大原の杉の木にて作成した「添え護摩木」に願いを託して頂き、それを護摩祈祷で修法。

更に。
現地の生の声を、東京や神奈川を初めとする首都圏の方々にも聴いて頂きたい。
そして、考えて頂きたいという願いから、
南相馬市のよつば保育園副園長「近藤能之先生」の講演も。
ラジオ、テレビなどのメディアを通さない、生の声を聴く機会は中々ないのではないでしょうか。
放射能汚染を報じるメディア。
けれども、今、生活をする現地の方々の想い、それは一体どうなっているのでしょうか?
人が在って、国がある事を考えるとき、現地の方々の想いに耳を傾け、
その上で私達が考えて行く事が一番大切な事ではないでしょうか。

以上の柱を据えて、この法会は企画され、行われました。


そして。
豚汁の御接待も用意させていただきました。
被災地で作った物と同様に作り、それを来場の皆様に食べて頂きたい!!
食べることは、生きる事。
その想いを豚汁に籠めて、作ったのです。


やきそば、餃子スープ、豚汁に豚まんに、ステーキ弁当・・・・
炊き出しの種類も多岐に渡り、そして気が付いてみれば7,000食を遥かに凌ぐ経験を積んで来ました。
その代表として、今回は豚汁なのです。


シェフも、もちろん「お坊さん」ですが、調理師経験のある二人が監修。
500人前を仕込からで2時間ちょっとで作るという・・・・さすがのスキル。


さて、本番の様子は・・・後ほど。

# by 18ksk | 2012-03-12 11:38 | 被災地支援活動 | Trackback

歌津にて、餅つき!!  

2012年 01月 25日
震災直後、私たちは歌津に行き、炊き出しをしたことがあります。
避難所ではなく、在宅で過ごしていらっしゃる地域に、炊き出しに行ったのです。

その時、炊き出しに行った僕らに、「なんにも出来ないけれどお礼に食べて欲しい」と、
津波から逃れた「名産のウニの塩漬け」を頂いたのです。

僕らはそれを食べた事で、支援への想いを固めたと言っても、大げさではありません。

さて、今回、再びその歌津へ。
ウニをくれたおばちゃん達と一緒に、餅つきをするのが目的です。
先方からも、「一緒に餅つきしたいねぇ!!」と、仰って頂き、今回の行事です。

・・・・気が付いた方もいらっしゃるとおもいますが、今回は「支援」ではありません(笑
支援ではなく、完全に交流会なのです。

さて、数か月ぶりに行く歌津。南三陸。





瓦礫の撤去が進んだ・・・だけの地域・・・という印象。
津波の被害はそれほどに甚大。
何より街づくりの計画が、被災地では中々進んでいないという現状も。

けれど、こんなお店も!?



ラ、ラーメン屋さん!!? バスで営業!?
今、こうした努力で、様々にお店が再建へと努力をしていたりします。
プレハブで商店街を作ったりと、そういう話を幾つも聞きます。
そういったお店を支援するには・・・・買う事、なんですよね。

・・・・さて、歌津の目的のお宅に到着!!
挨拶して早速の準備!!

手慣れたものです、が。この、お湯を沸かすのが大変なんですよね。
結構時間が掛かるのです。風よけだとか、絶対に必要です。

あ、そうそう。臼も、杵も、釜も、ほとんど全て、道具は持参いたしておりますよ!!



ホラ、支援でも何でもなくって、ただの餅つき交流会です。
しかも、杵を持ったことのない若手の僧侶も居るので、逆に迷惑をかけてる気がします。(笑
下準備でも、おばちゃん達の方が、当然、要領が良い訳で・・・・ハイ、僕らも精進します。

そしてついに、杵を持って、餅つき開始!! 








つき立てのお餅は、美味しいですか~!!!?
そして、きなこをつけて・・・・これが美味しいんですよ。


緊急を要する事態だった、3月の歌津。
その時にはこのお宅や周辺も、かなりの被害だったのです。
車が横倒しになり、流された様々なものが流れ着き、お宅の一階部分は津波に呑まれ・・・・

そんな時に、炊き出しに向かいました。
(このブログの過去記事にもございますので、探してみて下さい。)
でもね、
おばちゃん達から、「炊き出しに来てくれたのは、貴方達だけ」という言葉が。

色々なボランティア団体があるけれど、避難所には行くけれど、在宅の方々の所には来ない。
在宅といえど、一階部分が被害に遭っている場所が多いのです。
これは、被災地のどの地域に行っても、現地の声で上がっていた言葉です。

今回の災害ボランティアでの、大きな問題点のひとつ、なのです。
もっともっと、こういった事に耳を傾け、これからどうして行ったら良いかを「皆で」考えなければなりません。
誰かが、やってくれる・・・・自分達には関係ない、ではもう駄目なんです。
それを震災が教えてくれています。

もう一つ、問題があるのです。
家がかろうじて残って、住まわれている方々と、仮設住宅に住まわれている方々との交流が、実はあまり無いそうなのです。これは難しい問題なのですが、私達も知っておく必要があります。
家が、ある。
家が、津波で流された為に無い。
という事が問題になる場合もあるのです。
交流したくても、双方に、行き辛い空気があると言うことなのです。
これは、端的に述べられるようなことではありません。
どっちが良いとか、悪いとか、そういう事でもない。
 
復興、復興、と言葉にするのは簡単です。
けれど、その裏には、並々ならぬ現地の方々の我慢と、努力があるのです。

復興を目指すのは現地の方々。
被災地に住まない僕らは、支援、を続けます。
物資を配布という支援は、もう時期が過ぎた感もあります。遠隔地からの支援は難しいかもしれません。
けれど、被災地やその周辺の「名産、生産品を買う」という支援もあります。
地元にお金を落とす、という支援もあります。
色々考えて行きたいですね。


・・・・さて!!

餅つきに行ったのに。


逆にお世話になっちゃってたりして・・・・・
本当に有り難い!!

僕らの、本当に忘れられない思い出になりました!
地域にお住いの方々の優しさに、甘えるばかりで・・・・。
本当にありがとうございました!!楽しかった!!

# by 18ksk | 2012-01-25 10:16 | 被災地支援活動 | Trackback

復興祈願法会  

2012年 01月 12日
東日本大震災から10ヶ月が経ちました。
震災直後から現地入りし、炊き出し、泥出し、瓦礫撤去、落語会・・・・さまざまな支援活動をして参りました。

被災地はいま、復興へと歩み出してはいますが、まだまだ多くの方々の支援、と協力が必要な状況です。
私達が震災を忘れず復興への想いを抱き続けて行く事が、大切なのではないかと思うのです。

神奈川青年教師会では、
平成24年3月10日(土)、高野山東京別院 (東京都港区高輪3-15-18) にて、
午後12時30分より、
高野山真言宗管長・総本山金剛峯寺座主
松長有慶大僧正猊下
の御導師の元、
「復興祈願法会」を行う事となりました。

皆様に護摩木に復興への想いを託して頂き、御祈願するとともに、
岩手、宮城、福島で作られた復興支援グッズの販売ブースを設け、
(収益金は全額被災地復興の為に寄付いたします。)
そして、私達が被災地で配食したものと同様の「豚汁」の御接待もあります。(数量限定ではございますが)

法会の前に、講演会も予定しております。

南相馬市、よつば保育園のヨシユキ副園長こと、「近藤能之副園長」に御講演頂きます。

近藤先生は、福島第一原発事故後、避難地域の児童が通園出来る、
他園との合同運営の「なかよし保育園」を開園、運営され、現在は南相馬市の「よつば保育園」の運営に携わりながら、通園児童達の自宅の除染作業をも行われておられます。
ヨシユキ先生はメディアにも数多く取り上げられ、御存知の方も多いと思います。

いずれも入場は無料となっております。
この法会は会場に来られた方々皆様と共に祈ることを根幹としております。
是非、御来場いただき共に祈りを・・・と願っております。





# by 18ksk | 2012-01-12 12:24 | 法会 | Trackback

ダンボふれあいバザー!!  

2011年 11月 23日
「ダンボふれあいバザー」って、何?

と、思われるでしょう。そうでしょう。
「ダンボ」というのは「地域作業所ダンボ」という横浜市保土ヶ谷区和田町にある、障害者の方々の作業所の事なのです。様々なものを作り、販売することを仕事とし、その作業をする場所が、「ダンボ」という名前なのです。

ご縁あって、むかーしからお付き合いのある作業所なのです。
『ダンボふれあいバザー』も第21回を迎え、今回は被災地支援コーナーを設けてのバザーなのです。

私たち高野山真言宗神奈川青年教師会も、被災地支援ブースに入り、支援グッズの販売をさせて頂いているのです。
他にも、フランクフルトだとか、綿あめを売っていたり、ポップコーン等も販売されており、さらにはライブなんかもあったりしますし、衣類や、ダンボさんが作ったクッキーや、コースター・・・・etc・・・・
様々なものが販売されています。

バザーってどんなん?
って、まずお写真で盛況ぶりを見て頂くのが早いかと。


16号線からちょっと奥に入った、和田町2丁目付近の路地が、会場なのです。
地域の方々の協力が感じられる・・・まさに「ふれあい」という名にふさわしいと思うのです。


この盛況ぶり!! 路地の脇には露店が数々並びます!! なんか歩いているだけでワクワクしちゃいます!!
レポートが仕事なのに、ついつい、色々眺めちゃって・・・

このバザーに関わっていらっしゃる皆さんが、本当に楽しそうにしていらっしゃる。
これが来場者にも伝わるんですね~!!

さて、高野山真言宗神奈川青年教師会は・・・・?何処だ??


お、居りました!!看板娘ならぬ、看板僧侶!! 目立ちます。でもこれ位が良いのです。

手に持っているのは、岩手県大船渡市で作られている「浜のミサンガ『環』」です。

三陸の浜の女性たちの手仕事で、復興の願いを込めて漁網で作られているのです。

実はこれ、人気の商品でして・・・・大手のスポーツ用品店だとか、大手アパレル等でも取り扱っている人気商品なんです。 シンプルなのだけれど、カッコいい!! 老若男女問わず、そしてファッションスタイル問わずで身に着けられます。

さてさて。ブースは・・・・

お買い求めになられる方がいらしております。よかった~!!

他にも 宮城県牡鹿郡女川で作られている「ONAGAWA FISH」 のステッカーも取り扱っております。
車の内側から貼るタイプのステッカーだったりして、これまた洒落たデザインなのです。

商品が売れる、というのも大事なのですが、もっと大事な事は、
『自分の住む地域の福祉を忘れない』という事と、『東日本大震災の支援を続けて行く』
という想いを広げられたら・・・・という事なんです。

より善い社会、というのはどういう社会なのか?
それをもっともっと考えて行動せねばならないですね。
障害者自立支援法や、様々なことをもっと積極的に私たちも学んで行かねばならないです。


しかしながらこのバザー・・・・

色々なブースがあるんですね~!!見て楽しい、食べて楽しい!!

あと、このバザーの特徴は、日頃ダンボの所員さん達が行っている作業の体験コーナーもキチンと設けられていることなのです。参加型の催しをしているという所、面白いです!!

最後にお知らせ。 
ダンボさんは3箇所目となる作業所がオープン準備中。
その名も、「ダンボのお店」というのですが、「フレッシュベーカリーと喫茶のお店」なのです。
ダンボさんとしては本格的な出店で、パンの製造から接客まで、作業所員さん達がすべて行うとの事!!
日々、勉強、練習の毎日なのだとか。
こちらも立ち寄ってみたいですね~!!

写真は購入したコースター。な、なんと50円!!

結構カワイイでしょ?もうちょっと買えばよかった・・・・

さて、このバザーの収益金は、NPO法人ダンボの会の活動資金、地域還元金(福祉を考える会)「神奈川こども未来ファンド」(子供や若者の支援をしている団体を応援する市民ファンド)と、「ALL ヨコハマ」(東日本大震災『障害者支援募金』団体)への寄付に使わせて頂くとのことです。


※被災地支援グッズは、神奈川青年教師会が全て「購入」させて頂いております。バザーの収益金は、すべてダンボふれあいバザーへ帰属致しております。

# by 18ksk | 2011-11-23 12:24 | 済世 | Trackback